ごめんねごめちゃん

本が好き。海外ワーホリ中、絶賛心折れかけ女の雑記。

“Burglar Bill”「ドロボービルのものがたり」

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イギリス生まれの夫婦絵本作家、Janet&Allan Ablberg(ジャネット&アラン・アルバーグ)の、“Burglar Bill”を読みました。

1978年のKate Greenaway Medal (ケイトグリーナウェイ賞)では、2位を受賞した絵本とのこと。

日本では、佐野洋子さん訳の「ドロボービルのものがたり」として出版されています。

 

あらすじ(ごめちゃん翻訳)

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“Who’s that creeping down the street?

通りをそーっと進んでくるのはだぁれ?

Who’s that climbing up the wall?

壁をよじ登ってくるのばだぁれ?

Who’s that coming through the window?

窓から通りぬけてくるのはだぁれ?

Who’s that?... It’s Burglar Bill.”

だれかって、、それはドロボービルです!

(絵本の裏表紙の英文より)

 

creep down the street 

通りをそっと進む

Burglar

空き巣(家屋に侵入して、物品を盗む泥棒)

thiefは全般的に泥棒を表す単語です。

また、robberは暴力を使って金品を脅しとる泥棒のことです。銀行強盗はbank robberです。

 

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Burglar Bill lives by himself in a tall house full of stolen property.

ドロボービルは盗んできた宝物がたくさんつまった、背の高い家にひとりで暮らしています。

ビルは毎晩盗んできた晩ごはんを食べ、仕事(どろぼう)に出かけます。朝になると仕事から戻り、盗んできた朝ごはんを食べ、これまた盗んだふかふかのベッドで眠ります。

 

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ある日の夜、いつものように仕事に出かけたビルは小さな穴の空いている大きくて茶色い箱を見つけます。

‘That’s a nice big brown box with little holes in it,’ says Burglar Bill. ‘I’ll have that!”

「小さな穴の空いた、大きくて茶色いステキな箱だ。もって帰ろう。」とビルは言います。

そして仕事を終えて家に帰ったビルは

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なんと箱の中に赤ちゃんが入っていたことに気づきます。

 

慣れないながらも赤ちゃんの世話をするドロボービル。ようやくひと段落がつき、眠ろうとした時に聞き慣れた音…何者かが窓からこっそりと中に入ってくる音が聞こえてきます。ドロボービルはそーっとキッチンに近づいて、ドアを開けました。するとそこには…

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There, with a black mask over her eyes and her hand in the bread-bin, stands a lady.

黒いマスクを目に覆い、手にパンのビンを持ったひとりの女性が立っていました。

‘Who are you?’ says Burglar Bill.

「きみはだれ?」

‘I’m Burglar Betty,’ says the lady.

「わたしはドロボーベティよ!」

おなじドロボーのベティという女性が、ドロボービルの家とは知らずに泥棒にはいってきていました。ふたりはドロボー同士仲良くなるのですが、結婚をしていないドロボービルの家に赤ちゃん用品があることを不思議に思うドロボーベティ。ドロボービルは赤ちゃんを見つけたいきさつを彼女に話します。そして、その赤ちゃんはなんと、未亡人であるドロボーベティの盗まれた赤ちゃんだったのです!

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‘You know, Betty,’ he says, ‘getting burgled like that give me a fright.’

「ねぇ、ベティ。君に泥棒にはいられて、僕はとっても怖かった」とドロボービル。

‘I know what you mean, says Burglar Betty. ‘Losing my baby like that give ME a fright.’

「わかるわ。赤ちゃんを失って私もとっても怖かった。」

お互いにドロボーにあい、彼らは自分たちのしていたことは間違っていたことに気づきました。

‘From now on I’m going to lead a honest life,’ he says.

「これからは、まっとうな生活を送るよ。

‘And all them things I’ve pinched-‘

「そして今まで盗んだ全てのものを…

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‘...TAKE THEM BACK!’

「もとにもどそう!」とドロボービルは言いました。

ドロボービルとドロボーベティは今まで盗んできた全てのものをもとにもどします。

そしてふたりは…。

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今日の英語

get +過去分詞

〜される(受動態)

ドロボービルが、ドロボーベティに泥棒されることの恐怖を伝える名シーン。”getting burgled like that”は、「あのように泥棒にはいられることは」と訳します。

 

fright

(急に襲う)激しい恐怖、おどろき

“give me a fright”は直訳すると、「ぼくに激しい恐怖を生じさせた」ですね。”you give me a fright!”はぎょっとさせられた時に使うフレーズみたいです。びっくりさせないでよ!ってニュアンス。

 

From now on

今後、これから先

“From now on I’m going to lead a honest life”ビルが今後はまっとうな生活を送ると宣言する場面です。”lead a life”は、「生活(人生)を送る」です。

 

めちゃくちゃいい話でした。ドロボービルが、「これからはまっとうに暮らしていく」と言うシーンでは、思わずちょっと泣きそうになりました。

 

これまで自分がしてきたことに後悔した瞬間から、人は生まれ変われることを改めて教えられた気がします。(※泥棒はもちろん犯罪ですが)

あと、自分のしてる悪いことって、実際に自分がそれをされてみないと、どれだけひどいことなのかに気づけないものです。

 

書き出してみるとすごく当たり前のことですが、実際に上記のことを考えて日々を過ごすことができているのかは疑問ですね。

 

そんなおはなし。

 

それでは〜。

I am TOO absolutely small for schoolが日常生活で使える副詞表現の勉強に最適な件

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イギリス生まれの絵本作家、Lauren Child(ローレン・チャイルド)さんの”I am TOO absolutely small for school”を読みました。

 

チャーリーとローラの兄妹シリーズです。

 

「ぜったいがっこうにはいかないからね」の題名で、日本語訳のものも出版されています。

 

絵本のタイトルにも使われている”absolutely”「絶対に」などの副詞表現はよく耳にしますね。

 

文字で見ると簡単な単語なんやけど、個人的に会話に取り入れるのがなかなか難しい〜。いっつもどのタイミングで使えばいいのか、どんなニュアンスなのか悩んでしまうんですよね。

 

この絵本には、そんな副詞表現がたくさんありました。明日から会話の中に取り入れられるようにがんばりたいと思います。

 

あらすじ

“I have this little sister Lola.

She is small and very funny.

Now Mum and Dad say she is nearly quite big enough to go to school.

Lola is not so sure.

Lola says, “I am absolutely 

not BIGI am still really quite small.”

 

『ぼくの妹のローラは、なかなか世話のやけるやつなんだ。

そろそろ学校へ行くとしなのに

「あたし、まだ大きくなんかない。
数が数えられなくても、字が読めなくても困らないし、家には友だちのソレン・ロレンセンがいるし、
ぜったい学校には行かないからね!」

ほらね、こうくると思ったよ。』

http://www.froebel-tsubame.jp/shopdetail/042001000003/

(出版社のサイトより)

 

この兄妹シリーズの語り手は兄のチャーリーです。少し世話のやける、小さな妹ローラとの日常が描かれています。

 

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Now Mum and Dad say she is nearly quite big enough to go to school.

彼女はそろそろ学校に行くのに十分な年齢だ、とママとパパは言う。

 

妹のローラはもうそろそろ学校に行く年齢です。しかし、ローラはあの手この手で学校に行く必要はないと言い張ります。

 

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Lola says, “I am absolutely not big. I am still really quite small.”

でも、「ぜんっぜん大きくなんかないし。わたしは(学校に行くには)まだ小さ過ぎるわ。」とローラは言う。

 

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She says, “I probably do not have time to go to school. I am too extremely busy doing important things at home.”

「たぶん学校にいくヒマなんかないもんね〜。家でやらんとあかん大事なことがあるから、めちゃくちゃ忙しいし。」ってローラは言う。

 

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I say, “At school you will learn numbers and how to count up to one hundred.”

「学校では、数字とか、どうやって100まで数えるかを勉強するんやで」と言っても

※count up to 〜(数字):数字を〜まで数え上げる

Lola says, “I don’t need to learn up to one hundred. I already know up to ten and that is plenty.

「100まで数える必要ないもん。もう10まで数えれるし、それで十分やわ。

※plenty:(必要以上に)たくさん、十分

I have ten fingers. And also I have ten toes.

指も10本あるし、指先も10本ある。

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And I never eat more than ten biscuits in one go. Ten is enough.”

やし、一回で10個以上のビスケット食べることないもんね〜。10で十分やわ。」とローラは言う。

※in one go:一度に、一気に

 

さらには、「文字を勉強すれば好きな人に手紙が書ける」というチャーリーに対して、

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”I like to talk on the telephone, it’s more friendly and straightaway.”

「電話で話する方が好きやもん、その方がフレンドリーやし早いやん。」

※straightaway:ただちに、すぐに

と、あの手この手で反論するローラ。しかしチャーリーも負けてません。

 

10までしか数える必要のないと言うローラに、「11匹のゾウが何かごほうびを欲しがった時は、どうやって数えるの?」と。

また、電話で話をするから、手紙を書く必要がないと言うローラに、「サンタさんに手紙を書かなかったら、サンタさんのお手伝いさんが何が欲しいかわからないよ。」と。

 

さすがお兄ちゃん。ローラは渋々と学校にいくことを受け入れようとしますが、次にローラが目をつけたのは制服です。

「みんなと同じ制服なんてぜっったいに着ないからね」と言うローラに、「着たい服をなんでも着てもいいよ」とチャーリーは答えます。

するとローラは、

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“You wait there. I know exactly what I can wear...”

「お兄ちゃんちょっとまっといて。わたし、まさに自分がなにを着るべきなんか知ってるねん。」

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“Well, Lola,” I say, “that certainly suits you, but you cannot go to school dressed as a crocodile.”

「えっとな、ローラ。その服は確かにローラに似合ってるねん、でもクロコダイルの学校では学校に行ったらあかんねん」

 

ワニの格好で登場するローラ。破天荒ですね。ローラいわく、こちらはクロコダイルではなくアリゲーターらしいです。

 

そんなこんなで学校に行くことを少しずつ受け入れ始めるローラなのですが、もうひとつ、大きな問題が。それは、、

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Soren Lorensen is Lola’s invisible friend.

Soren Lorensenはローラの目に見えない友達。

※invisible:目には見えない

 

「学校に行くと、友達がいっぱいできるよ。」と言うチャーリーに対して、「私にはすでに友達がいるから家にいる」と言うローラ。

ローラにはすでに、Soren Lorensen という目には見えない架空の友達がいるんです。

 

よーく見ると、今にも透けて消えてしまいそうな架空の友達の絵が見えますね。

 

そんなローラに対し、「Soren Lorensen も一緒に学校に行くんだよ。ローラがとなりにいないと彼はどうするの?」と兄チャーリー。

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“Oh you’re right. Soren Lorensen is a bit slightly nervous to be at school on his own. I will absolutely have to go too.”

「お兄ちゃんの言う通りやわ。Soren Lorensenはひとりで学校行くのに、ちょっとだけ緊張してるねん。ぜったいに一緒に行かなあかんわ。」

 

そしてローラは学校へ行き、無事に新しい友達もできるのでした。

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(オチは、「学校に行きたくないと行ったのは、Soren Lorensen であり、私じゃない。」と言い張るローラちゃんなのでした。)

 

今日の英語

absolutely 

絶対に、完全に、きっぱりと、全然(〜ない)

ローラちゃんは”absolutely not big”なので、学校に行くには早すぎると言い張っています。absolutelyのあとにnotを伴う否定分は、全否定です。絶対に何が何でも全然大きくないから、学校に行けないよ!ってことです。

また、absolutelyは賛成の返事としても使われることがあります。”Are you sure?”「それは確かですか?」”Absolutely!”「もちろん!」って感じですね〜。

 

Probably

たぶん、十中八九

Maybeよりもっと確かなものです。(某アイドルソングの歌詞より)maybeが、50%程の気持ちなのに対して、こちらのprobablyは80%くらいの確かな気持ちなんです。詳しくは言い訳メイビーを聞いてみてください。わたしはmaybeばっかり使ってしまいます。言いやすいんですよね〜。使い分けできるようになりたい。

 

extremely 

きわめて、極端に、とても

これは私の中では「めちゃくちゃ」って置き換えてます。”extremely popular”「めちゃくちゃ人気の」とか、”extremely rare”「めちゃくちゃレアな」みたいな感じですかね〜。

 

exactly

正確に、まさに、ちょうど

これは会話の中で聞かない日はないのではないかと思うくらい頻出英語です。

いちばん使われるのが、その通り!っていう賛成の返事の時かな。”Do you mean he is cheating on me?” “Exactly!” 「彼が浮気してるって言いたいの?」「まさにその通りだよ!」

他によく聞くのは、”That’s exactly what I wanted to say.”「それはまさに私が言いたかったことだよ〜。」ですね。

 

certainly 

確実に、たしかに、かならず

“that’s certainly suits you.”「それはたしかに君に似合っている。」ですね。こちらも「その通り」というニュアンス。使い分けが難しい。こちらは、「疑いようのない事実」を強調する際に用いられるイメージかな。

そして、このcertainlyも賛同の返事として使うことができます。どちらかというと、フォーマルなイメージですね。日本でいうところの、「かしこまりました。」のようなところですかね。

 

Slightly 

すこし、わずかに

“He is slightly nervous.”「彼はほんの少しだけ緊張している。」ですね。他には、比較級と一緒に使うことが多いそうな。”I’m slightly cuter than my sister.”「お姉ちゃんよりほんのちょっと可愛い。」なんて例文はどうですかね。

 

…こんなもんですかね。自分でブログ書いておいて、使い分けることができる気がさっぱりしません。absolutely not です。

 

しかし、これらの副詞表現だけではなく、日常会話でつかえる英語がめちゃくちゃ満載なので、I am too absolutely small for schoolは英語学習初心者さんにおすすめしたいです。というかチャーリーとローラの絵本シリーズ自体がめちゃくちゃおすすめ。難しすぎず、かといって簡単すぎない(私のレベルが低いだけ?)ので新しく学んだ表現や単語もありました。

あと、ふたりの会話で話が進むから、会話に便利なフレーズも学べます。

 

何より、チャーリーとローラの掛け合いが楽しいです。割と手のかかる発言を繰り広げるローラちゃんですが、そんなローラを余裕しゃくしゃくで丸くおさめる兄チャーリー。

めちゃくちゃバランスのいい兄妹ですね!

 

それでは〜

 

 

 

気になっていた”THE PRESIDENT’S CAT”を読みました

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アイルランドに来て以来、よく本屋さんで見かけて気になっていた絵本”THE PRESIDENT’S CAT”を読みました。

 

本屋さんに行くと絵本コーナーをよくチェックするのですが、ダブリンのどの本屋さんに行っても、必ずこの絵本が目立つ場所に置かれていました。さらには、本屋さんだけではなく雑貨屋さんでも度々目にしました。

 

今回、絵本を読んでみて納得!この絵本はアイルランド出身のイラストレーター”Peter Donnelly”さんによって、アイルランドの首都、ダブリンが舞台のお話として描かれてるんです!!

 

残念ながら、日本語訳のものはまだ出版されていないみたいですね。(2019年1月現在)

イラストが色彩豊かでめちゃくちゃ綺麗なので、是非日本でも発売されてほしいです。感受性揺さぶられます。(それっぽいこと言ってみた感)

 

あらすじ

“When he arrives home from his summer holidays, the President realises that he’s left his cat in Kerry!”

ケリーで夏休みを過ごした大統領は、家に帰り、飼いネコをケリーに忘れてきたことに気づきました!

“How will he get him back?”

大統領はどのようにネコを取り戻すのでしょうか?

“A witty and stylish celebration of Ireland, the President and one very resilient cat.”

大統領と快活なネコの、シャレが効いていてオシャレなアイルランドを祝したお話です。

(絵本の裏表紙より)

 

今回は日本語訳のものがないので我ながら訳してみました。辞書通りのめちゃくちゃ面白くない翻訳しかできませんね、わたし。

 

Kerry=ケリー、アイルランド南部の州

 

ちなみに、realise=realizeです。イギリス英語です。イギリス英語未だに慣れない。

 

内容の紹介も、つたないながらわたしの翻訳で進めさせていただきます。

 

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The President and his wife had just returned home from their holidays.

大統領と大統領夫人はたった今休暇から帰ってきました。

 

1ページめからアイルランドの国旗が!

ダブリンに住んでる身としては、こういう発見が嬉しかったり。

 

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‘Oh Dear!’ 

said The President’s wife, ‘I think we’ve left the cat behind!’

「あらまぁ!」

「私たち、ネコを置いてきてしまったわ!」と大統領夫人が言いました。

 

‘Don’t worry,’ said the President ‘I have an idea.’

「なぁに、心配ないさ!」大統領は言います。

「いい考えがあるよ!」

 

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That evening there was a news flash all across Ireland!

その夜、アイルランド中でニュース速報が!

”We interrupt this programme with a very important message.”

「番組を中断し、とても大切なニュースをお送りします」

“The President’s cat is LOST!”

「大統領のネコが迷子になっています」

”He is fluffy and ginger and likes to meet new people.”

「彼はふわふわでオレンジ色で、新しい人に会うのが好きです」

“If you find him, please return him to Aras an Uachtarain in Dublin.”

「もしこのネコを見つけたら、ダブリンのホワイトハウスまで連れ戻してください」

 

いとも簡単に国家権力を飼いネコにつかう大統領。

Aras an Uachtarainはダブリンにあるホワイトハウスみたいですね!知らなかった〜。

 

さて、そのニュースの次の朝からネコの冒険がはじまります。

 

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漁師にマーケットまで連れて行ってもらい、

 

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マーケットで出会ったバイカーにRock of Cashelまで連れて行ってもらい、

 

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Rock of Cashelで出会ったヒッピーにGlendaloughまで連れて行ってもらい、

 

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Glendaloughの修道僧にダブリンまで連れて行ってもらい、

 

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ダブリン到着後は、なじみの郵便局員さんにホワイトハウスまで連れ帰ってもらいます。

そして、、

 

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When they arrived at the Aras everyone was SO HAPPY to see the President’s cat again.

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Well, almost everyone!

大統領のネコが無事にホワイトハウスに戻り、みんなが再会を喜びましたとさ。

…ほとんどみんながね。

オチが秀逸。

 

今日の英語

witty

機知に富んだ、気の利いた、シャレのきいた

wittyのニュアンス、めちゃくちゃ難しいです。機知に富んだって言われてもよくわからんよね。英英辞書で調べると、funny, intelligent, and interesting way.って出てきました。頭の回転がはやくて面白い人はa witty person、機転の聞いた返事はa witty responseって感じなのかな。わたしもwittyな人間になりたい。

 

news flash

ニュース速報

番組を一時中断して放送される、ニュース速報です。「フラッシュニュース」という言葉を耳にすることがありますが、残念ながらこちらは和製英語。正しくはフラッシュニュースです。

 

be lost (get lost)

道に迷う

“The President’s cat is lost.”で「大統領のネコは迷子になっている」ですね。I’m getting lostという表現はよく耳にします。

 

ginger

しょうが色、赤褐色、赤毛

元気な、気力のある、精力のある

ジンジャー。おなじみの生姜です。そこから、色を表す時も用いられるみたいですね〜。しょうが色ってなんぞや??と思いますが、アイルランドに来てから、ginger hairという表現をよく聞きます。オレンジがかった赤毛のことみたいです。また、gingerは口語で「元気のある、気力のある、精力のある」とも訳すそうです。

”He is fluffy and ginger”を「ふわふわでオレンジ色のネコ」って訳したんですけど、「元気なネコ」とも訳せそうですね。どっちが正解なんだろう、、。

 

The President’s Catの作者のPeter Donnellyさんなんですが、なかなか有名なイラストレーターさんだそうで。過去に数々の賞を受賞しているみたいです。

 

アイルランドに住んでいる人なら一度は見たことがあるであろう、Keogh’sというクリスプス(ポテトチップス)のパッケージデザインも手掛けているそうな!!

 

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これね!まさにダブリンに来てからすぐの頃に、パッケージに惹かれて買ったことのあるクリスプスなんですよねー!!

 

https://donnellyillustration.com

Peter Donnellyさんの公式サイト。デザインがめちゃくちゃ可愛いです。The President’s Cat のページもあります。

 

アイルランドに来てから4ヶ月。もっと早くこの本を読んでたらよかったなぁと思いました。ネコがアイルランドの様々な場所を旅しながら、ダブリンに帰る様子がめちゃくちゃ可愛いイラストとともに描かれています。アイルランドは自然豊かな国で有名ですが、これでもか!ってくらい綺麗な景色が、絵本の中で表現されております。とにかくカラフル〜!可愛い〜!感受性揺さぶらる〜!(2回目)

 

あと、アイルランドのイメージカラーは緑色なんですけど、この絵本は表紙ぜんぶが緑色なんでよ〜!素敵すぎませんか?この絵本は、アイルランドをモチーフにしたお話なのでたぶんそういうことだと思います。(どういうことやねん)

 

わたしは絵本の中に出てきた場所は、残念ながらダブリンしか行ったことがありません。日本に帰るまでに是非訪れたいです。

 

それでは〜

The Way to the Zoo「シルヴィーどうぶつえんへいく」

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One evening, just before Sylvie went to sleep, she could see a door in the wall of her bedroom.

 

あるばん、ねむりにおちるまえにシルヴィーは、しんしつのかべに、ドアがみえたようなきがした。

 

だいすきな絵本作家さんのひとり、John Burninghan(ジョン・バーニンガム)さんの”The Way to the Zoo”を読みました。

 

2019年1月4日に肺炎でお亡くなりになったとの訃報をウェブニュースで見た時は、とてもショックでした。

https://www.theguardian.com/books/2019/jan/07/john-burningham-childrens-author-and-illustrator-dies-aged-82

 

私の絵本人生は彼抜きには語れないです。今回は、ジョンバーニンガムさんの訃報を受け、改めて彼の絵本を読みたいと思い、まだ読んだことのなかったこちらの一冊を発見しました。

 

あらすじ

“From master storyteller John Birmingham comes a modern classic about one little girl’s wild adventures through the hidden door in her bedroom.

A door that leads to... the zoo “

(絵本裏表紙より)

 

「ある日、シルヴィーは、寝室の壁に小さなドアがあるのをみつけました。
ドアを開けると階段があり、その先には長い通路が。
そして、通路の奥には、もうひとつ、ドアがありました。
そのドアを開けると……なんと、そこは動物園だったのです!」

(絵本ナビさんより)

 

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The door was very difficult to open, but Sylvie used all her strength and at last it opened.

Sylvie found herself in the zoo with lots of animals looking at her.

そのドアは、すごくかたかった。ちからいっぱいおして、やっとあいた。

なんとそこはどうぶつえんだった。どうぶつたちがいっぱいいて、シルヴィーを見つめている。

 

シルヴィーは、自分の部屋が動物園に続いてるのを見つけます。

 

そして、

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動物園からクマを連れて帰って一緒に寝てみたり。

 

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別の夜にはペンギンを連れ帰って一緒にお風呂に入ってみたり。

 

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トラの親子を連れ帰ってみたり。

 

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The baby elephant burst into tears because it was too big for the passage.

 

赤ちゃんゾウは大きすぎて通路を通らなかったんで泣き出してしまいます。

 

毎晩いろんな違った動物を部屋へ連れ帰っていたシルヴィーですが、寝坊して学校に遅れそうになった日に動物園へのトビラを閉め忘れていたことに気づきます。

 

シルヴィーが家へ帰るとそこには、、

 

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The sitting room was full of animals.

 

なんと、動物たちで溢れかえったリビングルームが!!

 

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Sylvie was very cross and all the animals left.

 

シルヴィーちゃんがカンカンに起こると、動物たちは帰っていきます。しかしシルヴィーちゃんすんごい恐ろしい顔してるわね。

 

動物たちが帰ったあとは、お母さんが家に帰って来る前に大急ぎで部屋を片付けるシルヴィーちゃんなのでした。

 

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その後も時々シルヴィーちゃんは、動物園から動物を連れ帰ってくるのですが、二度とトビラを開けっ放しにしないように確認するようになるのでした。

 

今日の英語

burst into tears 

わっと泣き出す

 

大きすぎて通路を通ることのできなかった赤ちゃんゾウが、わっと泣き出す様子が描かれてましたね〜。

 

Sylvie was very cross 

シルヴィーは怒った

 

形容詞として、crossを使う場合は、怒っているという意味になります。angryよりも強い怒りを表すそうです。

 

ジョンバーニンガムさんの絵本はやっぱり素敵です。毎晩いろんな動物を自分の部屋に連れて帰ってくるなんてワクワクしますよね。

 

こちらのThe Way to the Zooは、2014年と比較的最近出版された絵本です。なんと78歳の年みたいですね!何歳になっても素晴らしい本を生み出し続けてきた近年の絵本界の巨匠。

お亡くなりになってしまったんですね…。とても悲しい。

 

今後も変わらず、いや、今よりもっとジョンバーニンガムさんの絵本を読んでいきたいです。

 

それでは〜

 

 

 

I WANT MY HAT BAG「どこいったん」

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My hat is gone.

I want it back.

ぼくの帽子どこいったん?

さがしにいこ

 

カナダの作家、Jon Klassenさんの絵本、”I WANT MY HAT BACK“です。

 

こちらは長谷川義史さんによって「どこいったん」というタイトルで日本語訳もされてますね。

 

あらすじ

“A bear has lost his hat.

What if he never sees it again?

WAIT!

He has seen his hat...“

(絵本の裏表紙参照)

 

「くまが、大事なあかい「ぼうし」を探しています。いろんな仲間にききました。いろいろ探しました。……だけど、ちょっとまって! 」

(クレヨンハウスさんのサイト参照)

 

なんともいえない表情のクマが、帽子をなくして探し歩くシンプルな絵本です。英語もめちゃくちゃシンプルです。

 

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Have you ever seen my hat?

ぼくの帽子どこいったん?

 

と、出会った動物たちに聞いてまわるんですが、誰もクマの帽子を見たものはいません。

このまま見つからないのかと落ち込むクマがとても可愛いです。

 

しかし、、

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クマはあることに気づきます。

 

このあとのオチはブラックユーモアがきいてて素晴らしいです。

 

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個人的にお気に入りのシーンは、一日中岩に登ろうと奮闘している亀さんのページです。

Whould you like me to lift you on top of it?

と手伝ってあげるクマもほのぼのしてていいですね。

 

今日の英語

〜 is gone.

〜は(どこかへ)行ってしまった。

“My hat is gone.”は直訳すると「僕の帽子はどこかへ行ってしまった」となります。ちなみにこのgoneは過去分詞ではなく形容詞として使われてます。

 

Have you ever 過去完了〜?

〜したことはある?

“Have you ever seen...? “と、seeの過去完了系が使われてるので、直訳すると「ぼくの帽子見た(ことはある)?」となります。

 

これをどちらも、「ぼくの帽子どこいったん?」と訳してます。かなりの意訳です。こんな訳し方があるんだって非常に衝撃を受けました。(もちろんいい意味で)

 

ちなみに、亀が岩に登るのを助けてあげるときに使われている

Would you like me to 〜?

(=Do you want me to〜?)

私が〜しましょうか?

=私に〜してほしいですか?

もよく聞く表現ですね!

 

長谷川義史さんの関西弁の訳が、すこーしブラックな物語とマッチしててめちゃくちゃ面白いので、この絵本は日本語訳のものも大好きです。

 

それでは〜

 

ダブリンで心が折れた話、その①家探し編

ごめちゃんです〜!

ダブリンでワーホリ中にせっかくブログを始めたので、少しダブリンでのお話。


「このサイトがおすすめだよ」とか、

「この方法で探したらいいよ」


っていうのはきっとほかにダブリンで生活しているブロガーさんの記事が参考になると思うので、ごめちゃんはいかに辛かったかを当時つけてた日記をもとに振り返りたいと思います☆


↓以下、ガチでつけてた日記の現物引用。ブログに載せることになるとは思ってなかったので、かなり雑な文章です。↓


ダブリンに来て3週目の水曜日からdaftとMixBにて部屋探しをはじめて約1週間が経ちました〜〜。


正直な感想としては、こんなもんか〜〜ってかんじである。



一軒目 10/13 MixB

ダブリン12?(8?)

立地はまずまず。40歳くらいのアイリッシュのオーナーさんのおうち。ひとりべや。

部屋も狭くて、ルールがとても厳しかったのでお断りさせていただいた。

(11時以降はシャワー禁止、壁が薄いからできればトイレも流さないでほしい、平日は夜遅くに帰ってこないでほしい、等)


二軒目 10/14 Daft 

ダブリン15

立地はシティセンターからちょっと遠め

20代前半のノルウェー人女性と30代前半のノルウェー人男性のおうち。

ノーオーナー、ひとりべや。

Respect to each other なスタイルで、基本的にノールールだったのと、リビングが綺麗だったのと、ノルウェー人と住むっていいなと思ってすごい住みたかった。めちゃくちゃ住みたい〜!ってメールを送ったが、返ってこず。


三軒目 10/16 Daft

ダブリン8

ルアスでシティセンターまで15分くらい。

立地はまずまず、部屋は綺麗で、ダブルベッドの部屋に冷蔵庫とオーブン付でひとりべや。

ロッコ人の奥さん、シリア人の旦那さん、一歳の息子のおうち

家もめちゃくちゃ綺麗で、マンション自体もファミリーマンションて感じで、めちゃくちゃ良さそうな雰囲気でしたが、正直ファミリーと住むのがイヤで、お断りさせていただいた

疎外感すごそう。あと、バストイレがファミリーと共用なんもイヤやったし、1歳の子どもがいるのもイヤだった、、ごめんよ。

そして、帰るのが遅くなる場合は連絡してくれたらいいよ(ちょっとイヤそうに)って感じで、自由を求めてるごめちゃんにはちょっと厳しいと判断。


四軒目 10/16 Daft

ダブリン9

ティーセンターから、バスで30分くらい北側。ダブリン空港の近く。ひとりべや。徒歩20分くらいの場所にわりかし大きめのショッピングモールがあった。しかし、バスを降り立った場所が!!殺風景!!なんもない!!もうなんか明かりすらない!!この時点でお断りしようと思っていたが一応見に行く。中国人オーナーが出迎えてくれました。今見にくる予定なのはあなただけだから、住みたかったら住んでいいよー、って言われたけど、お風呂も深夜はやめてね、って言われたし立地も悪かったしお断り。


五軒目 10/17 MixB 

ダブリン1

めちゃくちゃセンター!(そもそもどこからどこまでがセンターなのか定義がわからない)語学学校も近いし、立地よすぎー!しかしルームシェア。二段ベッド2台、1部屋4人でルームシェア×2部屋の計8人暮らし。ルームシェアはイヤだと思ってたが見に行くと、めちゃくちゃ清潔。住んでる人も優しそうでなかよそう。多国籍。ルールは週替わりで掃除するだけ!基本自由!ここに住みたい。って思って、住みたいですと伝えるが別の方に来ましましたとお祈りメール。悲しみ。


六軒目 10/20 MixB

ダブリン6

治安はなかなか割といい。シティーセンターまで歩いて40分くらい。2人でルームシェア×4部屋。多国籍。しかし、中々の汚さと薄暗さ、、昨日みんなでパーティしたらしく、もうそれはそれはいろんなものが床に散乱していた。まぁそれはまだ許す。極め付けは洗濯機のある庭がとても臭かった。住んでいいよと言っていただけた。が、申し訳なさすぎたけど、ほかの家に決まったとお断り。


七軒目 10/21 Daft

ダブリン6

立地はまぁまぁ。センターまでバスで30分くらい。ひとりべや。めちゃくちゃ清潔。今まで見た中でいちばんトイレが綺麗。部屋も広い。猫がいるのが唯一の難点、、やけどめちゃくちゃいい。もう本当に家探しに疲れてて、もう本気で住みたくて、一応オーナーはいるんやけど、ドイツに住んでるらしくそれもまたいい。シャワー自由。もう住みたすぎて住みたすぎて本気で住みたかったんやけど、その夜お祈りメール。ここで限界に達し、バスの中で大号泣。26歳にもなってとなりに座ってたおっちゃんにまじでうろたえられる。


八軒目 10/21 Daft

ダブリン6

めちゃくちゃ立地よくて、綺麗やったんやけど高すぎてパス。そもそも高すぎて最初から住む気なかったのに見に行くというただただしんどいだけの行動をとってしまう。私多分疲れてる。


↑ここまでがつけてた日記原文です。↑


結局決まってないところで日記つけるのやめてますね。


その後どうなったか。


七軒目のめちゃくちゃ住みたかった家から断られた時点で落ち込みまくって一度探すのをやめてたんですよね。


ひたすら落ち込んでもうええわと毎日過ごしてたら、たまたまその話をした友達が、「私の家空いてるよ」とお声をかけてくれて、疲れ果ててた私はもういっかとそこに住み始めるわけです。


ほんとにその友人には感謝してます。


(まぁ、そこがダブリン16で学校までバスで1時間ちょっとかかるというのと、家の設備がめちゃくちゃ悪かったのと、全体的に汚すぎたという理由で結局また引っ越して今の家に住んでるんですけどね。オーナー含め住んでる人達は最高だったけど。自由やし、値段も安かったし)


ほんとに紹介してくれた友人には申し訳なく思ってます。結局1ヶ月半で出て行ったしね。


最終的にどこに住んでるかというとですね。


七軒目の断られてめちゃくちゃ落ち込んでた家のオーナーから、「まだ家探してる?1人出て行く子がいるんだけどよかったらどう?」という連絡を11月末にもらい、(一回断ったくせに、、あんなにどん底に突き落としたくせに、、くそぅ、、)と思ったものの、、喜んで住まわせていただいたる次第でございます。


もし、ダブリンで家が見つからなくてツライ思いをしてる人にとって、少しでもお役に立てればと思って、長々と書きました!


というか日記まるまる抜粋でかなり読みにくいかも、、申し訳ない。


それでは〜