ごめんねごめちゃん

本が好き。海外ワーホリ中、絶賛心折れかけ女の雑記。

I am TOO absolutely small for schoolが日常生活で使える副詞表現の勉強に最適な件

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イギリス生まれの絵本作家、Lauren Child(ローレン・チャイルド)さんの”I am TOO absolutely small for school”を読みました。

 

チャーリーとローラの兄妹シリーズです。

 

「ぜったいがっこうにはいかないからね」の題名で、日本語訳のものも出版されています。

 

絵本のタイトルにも使われている”absolutely”「絶対に」などの副詞表現はよく耳にしますね。

 

文字で見ると簡単な単語なんやけど、個人的に会話に取り入れるのがなかなか難しい〜。いっつもどのタイミングで使えばいいのか、どんなニュアンスなのか悩んでしまうんですよね。

 

この絵本には、そんな副詞表現がたくさんありました。明日から会話の中に取り入れられるようにがんばりたいと思います。

 

あらすじ

“I have this little sister Lola.

She is small and very funny.

Now Mum and Dad say she is nearly quite big enough to go to school.

Lola is not so sure.

Lola says, “I am absolutely 

not BIGI am still really quite small.”

 

『ぼくの妹のローラは、なかなか世話のやけるやつなんだ。

そろそろ学校へ行くとしなのに

「あたし、まだ大きくなんかない。
数が数えられなくても、字が読めなくても困らないし、家には友だちのソレン・ロレンセンがいるし、
ぜったい学校には行かないからね!」

ほらね、こうくると思ったよ。』

http://www.froebel-tsubame.jp/shopdetail/042001000003/

(出版社のサイトより)

 

この兄妹シリーズの語り手は兄のチャーリーです。少し世話のやける、小さな妹ローラとの日常が描かれています。

 

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Now Mum and Dad say she is nearly quite big enough to go to school.

彼女はそろそろ学校に行くのに十分な年齢だ、とママとパパは言う。

 

妹のローラはもうそろそろ学校に行く年齢です。しかし、ローラはあの手この手で学校に行く必要はないと言い張ります。

 

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Lola says, “I am absolutely not big. I am still really quite small.”

でも、「ぜんっぜん大きくなんかないし。わたしは(学校に行くには)まだ小さ過ぎるわ。」とローラは言う。

 

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She says, “I probably do not have time to go to school. I am too extremely busy doing important things at home.”

「たぶん学校にいくヒマなんかないもんね〜。家でやらんとあかん大事なことがあるから、めちゃくちゃ忙しいし。」ってローラは言う。

 

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I say, “At school you will learn numbers and how to count up to one hundred.”

「学校では、数字とか、どうやって100まで数えるかを勉強するんやで」と言っても

※count up to 〜(数字):数字を〜まで数え上げる

Lola says, “I don’t need to learn up to one hundred. I already know up to ten and that is plenty.

「100まで数える必要ないもん。もう10まで数えれるし、それで十分やわ。

※plenty:(必要以上に)たくさん、十分

I have ten fingers. And also I have ten toes.

指も10本あるし、指先も10本ある。

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And I never eat more than ten biscuits in one go. Ten is enough.”

やし、一回で10個以上のビスケット食べることないもんね〜。10で十分やわ。」とローラは言う。

※in one go:一度に、一気に

 

さらには、「文字を勉強すれば好きな人に手紙が書ける」というチャーリーに対して、

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”I like to talk on the telephone, it’s more friendly and straightaway.”

「電話で話する方が好きやもん、その方がフレンドリーやし早いやん。」

※straightaway:ただちに、すぐに

と、あの手この手で反論するローラ。しかしチャーリーも負けてません。

 

10までしか数える必要のないと言うローラに、「11匹のゾウが何かごほうびを欲しがった時は、どうやって数えるの?」と。

また、電話で話をするから、手紙を書く必要がないと言うローラに、「サンタさんに手紙を書かなかったら、サンタさんのお手伝いさんが何が欲しいかわからないよ。」と。

 

さすがお兄ちゃん。ローラは渋々と学校にいくことを受け入れようとしますが、次にローラが目をつけたのは制服です。

「みんなと同じ制服なんてぜっったいに着ないからね」と言うローラに、「着たい服をなんでも着てもいいよ」とチャーリーは答えます。

するとローラは、

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“You wait there. I know exactly what I can wear...”

「お兄ちゃんちょっとまっといて。わたし、まさに自分がなにを着るべきなんか知ってるねん。」

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“Well, Lola,” I say, “that certainly suits you, but you cannot go to school dressed as a crocodile.”

「えっとな、ローラ。その服は確かにローラに似合ってるねん、でもクロコダイルの学校では学校に行ったらあかんねん」

 

ワニの格好で登場するローラ。破天荒ですね。ローラいわく、こちらはクロコダイルではなくアリゲーターらしいです。

 

そんなこんなで学校に行くことを少しずつ受け入れ始めるローラなのですが、もうひとつ、大きな問題が。それは、、

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Soren Lorensen is Lola’s invisible friend.

Soren Lorensenはローラの目に見えない友達。

※invisible:目には見えない

 

「学校に行くと、友達がいっぱいできるよ。」と言うチャーリーに対して、「私にはすでに友達がいるから家にいる」と言うローラ。

ローラにはすでに、Soren Lorensen という目には見えない架空の友達がいるんです。

 

よーく見ると、今にも透けて消えてしまいそうな架空の友達の絵が見えますね。

 

そんなローラに対し、「Soren Lorensen も一緒に学校に行くんだよ。ローラがとなりにいないと彼はどうするの?」と兄チャーリー。

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“Oh you’re right. Soren Lorensen is a bit slightly nervous to be at school on his own. I will absolutely have to go too.”

「お兄ちゃんの言う通りやわ。Soren Lorensenはひとりで学校行くのに、ちょっとだけ緊張してるねん。ぜったいに一緒に行かなあかんわ。」

 

そしてローラは学校へ行き、無事に新しい友達もできるのでした。

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(オチは、「学校に行きたくないと行ったのは、Soren Lorensen であり、私じゃない。」と言い張るローラちゃんなのでした。)

 

今日の英語

absolutely 

絶対に、完全に、きっぱりと、全然(〜ない)

ローラちゃんは”absolutely not big”なので、学校に行くには早すぎると言い張っています。absolutelyのあとにnotを伴う否定分は、全否定です。絶対に何が何でも全然大きくないから、学校に行けないよ!ってことです。

また、absolutelyは賛成の返事としても使われることがあります。”Are you sure?”「それは確かですか?」”Absolutely!”「もちろん!」って感じですね〜。

 

Probably

たぶん、十中八九

Maybeよりもっと確かなものです。(某アイドルソングの歌詞より)maybeが、50%程の気持ちなのに対して、こちらのprobablyは80%くらいの確かな気持ちなんです。詳しくは言い訳メイビーを聞いてみてください。わたしはmaybeばっかり使ってしまいます。言いやすいんですよね〜。使い分けできるようになりたい。

 

extremely 

きわめて、極端に、とても

これは私の中では「めちゃくちゃ」って置き換えてます。”extremely popular”「めちゃくちゃ人気の」とか、”extremely rare”「めちゃくちゃレアな」みたいな感じですかね〜。

 

exactly

正確に、まさに、ちょうど

これは会話の中で聞かない日はないのではないかと思うくらい頻出英語です。

いちばん使われるのが、その通り!っていう賛成の返事の時かな。”Do you mean he is cheating on me?” “Exactly!” 「彼が浮気してるって言いたいの?」「まさにその通りだよ!」

他によく聞くのは、”That’s exactly what I wanted to say.”「それはまさに私が言いたかったことだよ〜。」ですね。

 

certainly 

確実に、たしかに、かならず

“that’s certainly suits you.”「それはたしかに君に似合っている。」ですね。こちらも「その通り」というニュアンス。使い分けが難しい。こちらは、「疑いようのない事実」を強調する際に用いられるイメージかな。

そして、このcertainlyも賛同の返事として使うことができます。どちらかというと、フォーマルなイメージですね。日本でいうところの、「かしこまりました。」のようなところですかね。

 

Slightly 

すこし、わずかに

“He is slightly nervous.”「彼はほんの少しだけ緊張している。」ですね。他には、比較級と一緒に使うことが多いそうな。”I’m slightly cuter than my sister.”「お姉ちゃんよりほんのちょっと可愛い。」なんて例文はどうですかね。

 

…こんなもんですかね。自分でブログ書いておいて、使い分けることができる気がさっぱりしません。absolutely not です。

 

しかし、これらの副詞表現だけではなく、日常会話でつかえる英語がめちゃくちゃ満載なので、I am too absolutely small for schoolは英語学習初心者さんにおすすめしたいです。というかチャーリーとローラの絵本シリーズ自体がめちゃくちゃおすすめ。難しすぎず、かといって簡単すぎない(私のレベルが低いだけ?)ので新しく学んだ表現や単語もありました。

あと、ふたりの会話で話が進むから、会話に便利なフレーズも学べます。

 

何より、チャーリーとローラの掛け合いが楽しいです。割と手のかかる発言を繰り広げるローラちゃんですが、そんなローラを余裕しゃくしゃくで丸くおさめる兄チャーリー。

めちゃくちゃバランスのいい兄妹ですね!

 

それでは〜