ごめんねごめちゃん

本が好き。海外ワーホリ中、絶賛心折れかけ女の雑記。

気になっていた”THE PRESIDENT’S CAT”を読みました

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アイルランドに来て以来、よく本屋さんで見かけて気になっていた絵本”THE PRESIDENT’S CAT”を読みました。

 

本屋さんに行くと絵本コーナーをよくチェックするのですが、ダブリンのどの本屋さんに行っても、必ずこの絵本が目立つ場所に置かれていました。さらには、本屋さんだけではなく雑貨屋さんでも度々目にしました。

 

今回、絵本を読んでみて納得!この絵本はアイルランド出身のイラストレーター”Peter Donnelly”さんによって、アイルランドの首都、ダブリンが舞台のお話として描かれてるんです!!

 

残念ながら、日本語訳のものはまだ出版されていないみたいですね。(2019年1月現在)

イラストが色彩豊かでめちゃくちゃ綺麗なので、是非日本でも発売されてほしいです。感受性揺さぶられます。(それっぽいこと言ってみた感)

 

あらすじ

“When he arrives home from his summer holidays, the President realises that he’s left his cat in Kerry!”

ケリーで夏休みを過ごした大統領は、家に帰り、飼いネコをケリーに忘れてきたことに気づきました!

“How will he get him back?”

大統領はどのようにネコを取り戻すのでしょうか?

“A witty and stylish celebration of Ireland, the President and one very resilient cat.”

大統領と快活なネコの、シャレが効いていてオシャレなアイルランドを祝したお話です。

(絵本の裏表紙より)

 

今回は日本語訳のものがないので我ながら訳してみました。辞書通りのめちゃくちゃ面白くない翻訳しかできませんね、わたし。

 

Kerry=ケリー、アイルランド南部の州

 

ちなみに、realise=realizeです。イギリス英語です。イギリス英語未だに慣れない。

 

内容の紹介も、つたないながらわたしの翻訳で進めさせていただきます。

 

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The President and his wife had just returned home from their holidays.

大統領と大統領夫人はたった今休暇から帰ってきました。

 

1ページめからアイルランドの国旗が!

ダブリンに住んでる身としては、こういう発見が嬉しかったり。

 

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‘Oh Dear!’ 

said The President’s wife, ‘I think we’ve left the cat behind!’

「あらまぁ!」

「私たち、ネコを置いてきてしまったわ!」と大統領夫人が言いました。

 

‘Don’t worry,’ said the President ‘I have an idea.’

「なぁに、心配ないさ!」大統領は言います。

「いい考えがあるよ!」

 

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That evening there was a news flash all across Ireland!

その夜、アイルランド中でニュース速報が!

”We interrupt this programme with a very important message.”

「番組を中断し、とても大切なニュースをお送りします」

“The President’s cat is LOST!”

「大統領のネコが迷子になっています」

”He is fluffy and ginger and likes to meet new people.”

「彼はふわふわでオレンジ色で、新しい人に会うのが好きです」

“If you find him, please return him to Aras an Uachtarain in Dublin.”

「もしこのネコを見つけたら、ダブリンのホワイトハウスまで連れ戻してください」

 

いとも簡単に国家権力を飼いネコにつかう大統領。

Aras an Uachtarainはダブリンにあるホワイトハウスみたいですね!知らなかった〜。

 

さて、そのニュースの次の朝からネコの冒険がはじまります。

 

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漁師にマーケットまで連れて行ってもらい、

 

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マーケットで出会ったバイカーにRock of Cashelまで連れて行ってもらい、

 

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Rock of Cashelで出会ったヒッピーにGlendaloughまで連れて行ってもらい、

 

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Glendaloughの修道僧にダブリンまで連れて行ってもらい、

 

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ダブリン到着後は、なじみの郵便局員さんにホワイトハウスまで連れ帰ってもらいます。

そして、、

 

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When they arrived at the Aras everyone was SO HAPPY to see the President’s cat again.

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Well, almost everyone!

大統領のネコが無事にホワイトハウスに戻り、みんなが再会を喜びましたとさ。

…ほとんどみんながね。

オチが秀逸。

 

今日の英語

witty

機知に富んだ、気の利いた、シャレのきいた

wittyのニュアンス、めちゃくちゃ難しいです。機知に富んだって言われてもよくわからんよね。英英辞書で調べると、funny, intelligent, and interesting way.って出てきました。頭の回転がはやくて面白い人はa witty person、機転の聞いた返事はa witty responseって感じなのかな。わたしもwittyな人間になりたい。

 

news flash

ニュース速報

番組を一時中断して放送される、ニュース速報です。「フラッシュニュース」という言葉を耳にすることがありますが、残念ながらこちらは和製英語。正しくはフラッシュニュースです。

 

be lost (get lost)

道に迷う

“The President’s cat is lost.”で「大統領のネコは迷子になっている」ですね。I’m getting lostという表現はよく耳にします。

 

ginger

しょうが色、赤褐色、赤毛

元気な、気力のある、精力のある

ジンジャー。おなじみの生姜です。そこから、色を表す時も用いられるみたいですね〜。しょうが色ってなんぞや??と思いますが、アイルランドに来てから、ginger hairという表現をよく聞きます。オレンジがかった赤毛のことみたいです。また、gingerは口語で「元気のある、気力のある、精力のある」とも訳すそうです。

”He is fluffy and ginger”を「ふわふわでオレンジ色のネコ」って訳したんですけど、「元気なネコ」とも訳せそうですね。どっちが正解なんだろう、、。

 

The President’s Catの作者のPeter Donnellyさんなんですが、なかなか有名なイラストレーターさんだそうで。過去に数々の賞を受賞しているみたいです。

 

アイルランドに住んでいる人なら一度は見たことがあるであろう、Keogh’sというクリスプス(ポテトチップス)のパッケージデザインも手掛けているそうな!!

 

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これね!まさにダブリンに来てからすぐの頃に、パッケージに惹かれて買ったことのあるクリスプスなんですよねー!!

 

https://donnellyillustration.com

Peter Donnellyさんの公式サイト。デザインがめちゃくちゃ可愛いです。The President’s Cat のページもあります。

 

アイルランドに来てから4ヶ月。もっと早くこの本を読んでたらよかったなぁと思いました。ネコがアイルランドの様々な場所を旅しながら、ダブリンに帰る様子がめちゃくちゃ可愛いイラストとともに描かれています。アイルランドは自然豊かな国で有名ですが、これでもか!ってくらい綺麗な景色が、絵本の中で表現されております。とにかくカラフル〜!可愛い〜!感受性揺さぶらる〜!(2回目)

 

あと、アイルランドのイメージカラーは緑色なんですけど、この絵本は表紙ぜんぶが緑色なんでよ〜!素敵すぎませんか?この絵本は、アイルランドをモチーフにしたお話なのでたぶんそういうことだと思います。(どういうことやねん)

 

わたしは絵本の中に出てきた場所は、残念ながらダブリンしか行ったことがありません。日本に帰るまでに是非訪れたいです。

 

それでは〜